回遊できる間取りにしたい。通路を増やす前に確認したいこと
キッチンや収納のまわりをぐるりと移動できる間取りは便利そうに見えます。ただし、通れる場所が増えると、家具を置ける壁や収納の量も変わります。回遊そのものを目的にせず、どの移動を楽にしたいかを整理しましょう。

毎日使う経路を優先する
玄関から台所、洗濯機から物干し、寝室からトイレなど、よく使う経路を図面に書きます。時々しか通らない道より、手に荷物を持って何度も往復する道に注目してください。二つの入口があることで、どの動きが短くなるかを具体的に確認します。
減るものも一緒に数える
入口を増やすと、収納の置き場や壁面が減る場合があります。テレビ、食器棚、ソファを配置した状態で通れるかを見ましょう。通路に近い作業場所では、料理中や着替え中の人とぶつからないか、視線が気にならないかも確認します。
閉じたい時間を考える
家族の生活時間が違う場合、音や光を分けたいこともあります。いつも開けて使う入口でも、必要に応じて閉じられるかを検討します。扉を増やす費用や、壁を変更できる条件を担当者に確認し、単純な動線の案とも比べてください。
回遊案を評価するメモ
- 短くなる移動と、使う頻度
- 家具を置いた後に残る通路
- 減る収納や、音・視線への影響
図面上で線がつながっていることと、暮らしやすいことは同じではありません。朝の忙しい時間など一つの場面を選び、家族それぞれの動きをたどると判断しやすくなります。


