建物状況調査とリノベの現地確認、何を確かめるの?
中古住宅の相談では、インスペクション、耐震診断、現地調査といった言葉が出てきます。それぞれ同じ内容を意味するわけではありません。調査を頼むときは名前だけで選ばず、自分が知りたいことに対して、どの範囲まで確認できるのかを聞いてみましょう。

調査の目的と結果を確認する
国土交通省が案内する既存住宅状況調査は、定められた基準に従って建物の状態を確認する調査です。一方、希望の間取りに変更できるか、設備を移せるかといった改修計画には、別の検討が必要になることがあります。ある調査を受けたから、すべての判断が済むと考えないでください。
対象外や見えない部分も大切な情報
調査には、立ち入りや確認方法による範囲があります。確認できなかった場所、追加調査を勧められた部分は、結果と一緒に把握します。「指摘がなかった」という言葉だけで安心するのではなく、その部位が調査対象に入っていたかも確かめておきましょう。
改修の希望を調査前に共有する
壁を減らしたい、水回りを動かしたい、窓の寒さを改善したいなど、希望によって必要な確認は変わります。すでに持っている調査結果や図面を施工・設計担当者へ渡し、追加で何を調べるべきかを相談してください。同じ調査を重複して依頼しないためにも、目的を共有することが役立ちます。
依頼前に聞く三つのこと
- この調査の対象範囲と、確認できない項目
- 結果をどのような書面でもらえるか
- 改修計画の判断に、追加で必要になる確認
調査を受ける目的は、必ず購入するための理由を集めることではありません。分かったことと残る不確定事項を整理し、自分たちが納得して検討できる状態をつくるために活用しましょう。


