初めての家づくり、間取りより先に話したい家族の一日
家の写真を見始めると、大きなキッチンや広いリビングに目が向きます。その前に、いまの家で朝から夜までどう過ごしているかを振り返ってみましょう。最初の住まい選びでは「何部屋欲しいか」だけでなく、「どんな時間を過ごしたいか」が間取りの手がかりになります。

朝の重なりを書き出す
起きる時刻、洗面を使う順番、朝食の準備、出勤や登校までの動きを紙に並べます。短い時間に何人も同じ場所へ集まるなら、部屋を増やす前に、洗面と脱衣をどう使うか、服や鞄をどこに置くかを考えられます。毎日の小さな渋滞を具体的に伝えることがポイントです。
夜の居場所は一つにまとめなくてもよい
テレビを見る人、本を読む人、仕事を続ける人が同時に過ごすこともあります。大きなソファ一台に全員を集める案だけでなく、テーブルや窓辺の椅子に居場所を分ける案もあります。同じLDKにいながら別々のことをできると、必要な家具や灯りの数も整理しやすくなります。
変わる部分と続けたい習慣を分ける
子どもの成長や勤務形態は変わるかもしれません。一方、休日に家で食事をする、毎朝コーヒーを淹れるといった習慣は続けたいことです。将来をすべて予測しようとせず、家具の置き替えで対応したいことと、配管や壁に関わることを分けて相談します。
一週間だけ記録してみる
- 物がよく置きっぱなしになる場所
- 家族の動きが重なって使いにくい場所
- 今の家でも気に入っている時間や場所
不満だけでなく、残したい日常も共有してください。コトデザインの家づくりでは、住まいの条件と、そこで楽しむ家具・照明をつなげて考えます。上手な要望書より、普段の一日の話が役立ちます。


