カフェ風の家を、リノベーションで。
カフェ風の家にしたい。そう思ったら、好きなお店の見た目と一緒に「どんな時間を過ごしたいか」を思い出してみませんか。リノベーションでは、テーブルや灯りが似合う空間と、家族の生活を支える収納・動線を一緒に考えられます。愛媛・伊予市のコトデザインが、毎日のコトから家づくりを考えるヒントを紹介します。
運営・編集:コトデザイン/株式会社日昇
1996年創業。愛媛県伊予市を拠点に、住まいとインテリアの情報をお届けします。

家族四人の食卓を、部屋の出発点に
夫婦と二人の子どもが、お気に入りのテーブルと食器を囲む。そんな場面を大切にするなら、部屋の内装を決める前に、いつも何をテーブルに並べるかを書いてみましょう。大皿、マグカップ、宿題の道具まで想像すると、食事だけの寸法では足りないことに気づけます。
テーブルの大きさは天板だけで決めず、四人が座って椅子を引いたとき、後ろを通れるかも確かめます。床にテープなどで輪郭を示し、いつもの人数で配膳や片付けを試すと、図面だけより使い方が伝わります。ここで紹介する場面は暮らしの提案例であり、実際のお客様の施工事例ではありません。
朝のコーヒーは、片付けるところまで設計する
コーヒーメーカーの香りを楽しむ朝には、機械を置く台だけでなく、水を入れる、豆やカップを出す、使った道具を洗うという流れがあります。好きな機械の寸法に加え、ふたを開ける空間や手入れの方法を取扱説明書で確認しましょう。
- コーヒーメーカーとカップをどこに置くか
- 水を用意する場所と、使った道具を洗う場所はどこか
- 豆・フィルター・掃除道具を何にしまうか
- 家族が朝食を用意するとき、通る場所が重ならないか
- 電源や蒸気への配慮について、製品の設置条件を満たせるか
毎日使うものだけを見える棚に置き、ストックや生活用品は別の収納にまとめる案もあります。新しく買う前に、いま使っている道具を並べて写真を撮ると、必要な収納量が相談しやすくなります。
夜の灯りは、くつろぎと作業を分ける
テーブルの上に好きなペンダントライトがあると、夜の過ごし方を想像しやすくなります。ただ、カフェの落ち着いた雰囲気をそのまま家全体に当てはめると、調理や宿題、掃除のときに使いづらい場合があります。食卓で何をするかを先に整理しましょう。
食事を楽しむ灯りと、調理・読み書きに使う灯りを、点け分けられるように考えます。器具の大きさや吊るす位置は、天井だけを見ず、テーブルの位置と座ったときの見え方を合わせて確認します。配線やスイッチを変える計画は工事前に相談し、取り付け条件と製品の仕様を確認してください。
飾る棚の隣に、生活をしまえる場所を
雑貨や器が見える部屋にしたいときほど、見せない収納の役割が大きくなります。郵便物、充電器、学校のプリント、買い置きなど、普段テーブルに集まるものを書き出してください。それぞれの戻す場所があると、お気に入りを飾る場所も保ちやすくなります。
棚は見た目だけで高さを決めず、使う人が出し入れしやすいか、掃除ができるかを確認します。子どもが使うものと、大人が扱う割れ物の置き場所は分けて考えましょう。収納家具を後から足す案と、工事で収納を設ける案を比べ、残したい床面積と予算を確かめます。
家具で変えることと、工事で変えること
器や椅子、カーテンなど、暮らしながら選べるものもあります。一方、間取り、床、配線、水回りの位置は工事の計画と関係します。まず建物の状態を確認し、そのうえで好きな暮らしに必要な変更を整理する順番です。
- 今あるものを使う:テーブルや食器、思い出の家具の寸法を残す
- 今回の工事で整える:動線、収納の位置、配線などを図面で相談
- 入居後に育てる:雑貨、グリーン、小さな灯りなどを少しずつ選ぶ
全面を同じテイストにそろえなくても、家族が集まる場所に好きな素材や灯りをまとめる方法があります。建物の必要な改修費と、家具・照明に使いたい予算を別々に書くと、残すものと変えるものを考えやすくなります。
写真三枚と、三つの言葉を持って相談する
好きな空間の写真を三枚ほど選び、それぞれに「木の天板が好き」「朝の光が気持ちよい」「夜は落ち着いて話したい」のような理由を添えてみてください。写真全体の再現を目指すより、自分たちが好きな点を共有するための資料にします。
さらに、家族の人数、使い続けたい家具、片付けで困るものを一緒にメモしておきます。物件が決まっていなければ暮らしの希望から、候補があれば物件資料から。コトデザインでは、住まいの改修と家具・照明の知識を合わせて、毎日の出来事を楽しむ家を一緒に考えます。



