広いLDKにしたい。壁をなくす前に考えたい三つのこと
小さく分かれた部屋をつなげて、家族が集まるLDKにしたい。中古戸建てのリノベーションで考えたくなる希望です。ただ、広さだけを目標にすると、収納や家具の置き場所が決まらないこともあります。「広くして何をしたいか」から計画を始めましょう。
運営・編集:コトデザイン/株式会社日昇
1996年創業。愛媛県伊予市を拠点に、住まいとインテリアの情報をお届けします。

施工写真から、LDKの使い方を考える
冒頭の施工写真では、手前にソファとテーブル、奥にカウンターがあり、居場所が分かれています。「広くする」だけでなく、座る場所から何が見えるか、食事の場所へどう動くかを考えるための参考になります。
写真は壁を撤去した工事の証明ではありません。撤去できる壁や補強の必要性は、既存の図面と現地の構造確認を踏まえて判断します。
日昇の施工写真とご相談の進め方を見る ↗残る壁や柱を先に確認する
壁や柱には建物を支える役割を持つものがあります。取り除けるかどうかは、見た目や図面の印象だけでは判断できません。設計者に構造と建物の状態を確認してもらい、残す部分や必要な補強を含めて案を比べます。残る柱を、テーブルや収納の配置を考える目印にすることもできます。
床面積ではなく、置きたいものを描く
ダイニングテーブル、ソファ、テレビ、本棚を図面に入れます。家具そのものの寸法だけでなく、椅子を引く、収納を開ける、家族が通る場所も見てください。壁が減ると、収納やコンセントを設けられる位置が変わる点にも目を向けましょう。
一つの空間で起きることを想像する
調理中の音、テレビを見る人、宿題をする子ども。同じ時間帯の活動を重ねると、必要な距離や仕切りが見えてきます。空調や照明の範囲も変わるため、間取りと一緒に検討します。すべてをつなげる案と、一部に戸を残す案を比較してみてください。
図面を見るときのメモ
- 残す壁や柱と、変更できる範囲
- 家具・収納・通り道を入れた配置
- 同時に過ごす家族の音と視線
「広いLDK」という言葉を、テーブルを囲む、庭を眺めるなど具体的な場面に置き換えて伝えると、住まいの提案を比べやすくなります。



