中古戸建て+リノベ。総予算に入れたい6つの費用
中古戸建てのリノベーション費用は、工事代だけを見ると全体をつかみにくくなります。物件を買う方は購入費も、今の家を直す方は仮住まいや荷物の移動も含めて、住み始めるまでの総額を整理しましょう。愛媛・伊予市で、家だけでなく好きなテーブルや灯りにも予算を残したい方のための確認メモです。
運営・編集:コトデザイン/株式会社日昇
1996年創業。愛媛県伊予市を拠点に、住まいとインテリアの情報をお届けします。

総予算は、まず六つに分ける
家づくりの予算は「物件取得費+工事費+取得諸費用+入居準備費+家具・照明費+予備費」の六つに分けると、抜けや重複を見つけやすくなります。今の家や実家を直す場合は物件の購入費が不要なこともありますが、それだけで他の費用まで不要になるわけではありません。自分の計画で必要な欄を残します。
- 物件取得費:土地・建物の購入価格。今の家を直すなら購入の有無を確認
- 工事費:調査・設計、解体、建物や設備の改修。見積もりに含む範囲を確認
- 取得諸費用:仲介・登記・融資に伴う費用など。必要な項目と金額を各窓口へ確認
- 入居準備費:引っ越し、仮住まい、荷物保管、不要品の処分など
- 家具・照明費:テーブル、椅子、灯り、カーテン、配送や取付など
- 予備費:調査や解体後に分かる追加対応に備え、使い道を決めずに残す枠
「工事一式」の中と外を確かめる
同じキッチン交換でも、機器代だけなのか、撤去・取付・配管・電気・周囲の内装まで含むのかで見積もりの意味は変わります。見積書に書かれた工事箇所、数量、仕様を希望と照らし、含まれない作業を別に書き出しましょう。税込・税別の表示もそろえて比較します。
たとえば、キッチンを今の位置で交換する案と、窓に向けて移動する案は、同じ条件ではありません。移設を希望する理由と、設備を更新したい理由を分けて相談すると、それぞれに必要な工事を確認できます。金額が未確定な部分には「現地調査後に確認」と記入し、ゼロ円として合計しないことが大切です。
家具と照明のお金は、最後の余りにしない
夫婦と二人の子どもが囲むテーブルを大事にしたいなら、天板や椅子だけでなく、使える広さ、灯り、コンセントの位置まで一つの計画にします。家具の購入枠を先に書いておけば、建物の予算を調整するときにも「何のために残したいお金か」が共有できます。
ただし、雨漏りや傷みなど必要な調査・修繕を、家具のために後回しにする決め方は避けましょう。「先に確かめる建物の状態」「今回の工事で整えること」「住んでから買い足すもの」の順に整理します。持っている家具を使う案も、寸法と搬入経路を確認して候補に入れられます。
見積もりの合計と、支払う時期を分けて見る
総額に加えて、物件の購入、工事、引っ越し、家具の注文について、いつ支払いが必要かを並べます。支払時期や融資の実行時期は契約・金融機関によって異なるため、同じ日になるとは限りません。借入れを利用する方は、費用ごとの融資対象と支払日を金融機関に確認してください。
補助金を検討している場合も、利用が確定していない金額を最初から差し引かず、対象条件と入金時期を別欄に置きます。このページの六項目は予算を整理する方法であり、特定の金額で工事ができることや融資の利用を保証するものではありません。
そのまま相談に持っていける予算メモ
紙やスマートフォンのメモに、項目ごとに次の内容を記入してください。見積もりが二つある場合は、項目を同じ順にそろえて、含む内容の違いから確認します。
- 項目名:例「水回りの改修」「家具・照明」「仮住まい」
- 金額の状態:確定/概算/未確認。税込かどうかも記入
- 根拠:誰から、いつ受け取った見積もりか
- 対象外:含まれていない作業や、まだ決まっていない仕様
- 支払時期:確認済みの日付、または次に確認する相手
- 優先順位:今回必要/条件が合えば/入居後に検討
家づくりに使う予算とは別に、日々の生活のために残すお金も整理します。物件資料、今ある見積書、使い続けたい家具の写真があれば、金額が埋まっていない段階でも相談の材料になります。
物件が決まる前でも、総予算から考えられる
候補の家が複数あるときは、物件価格だけで順位を決めず、それぞれに必要な工事と未確認の項目を並べましょう。安く見える家でも改修の範囲が広い場合があり、反対に残せる部分が多い家なら希望の家具に配分できる可能性があります。実際の判断は建物の状態と見積もりを確認してからです。
コトデザインでは、愛媛・伊予市を拠点に、住まいの改修と家具・照明を一緒に考えます。「家族で食卓を囲みたい」「朝のコーヒーを楽しみたい」。そんな毎日のコトと、ご予算の両方を相談の出発点にしてください。



